Trembley, P., & Gardner, R. (1995). Expanding the motivation construct in language learning. The Modern Language Journal, 79(4). 505-518.
Trembely & Gardner (1995)はまず動機付けの研究分野を紹介し、そしておもにGardnerの研究について言及した。しかし、近年教育心理学の分野では動機づけの研究が進み、さまざまな理論(e.g., self-efficacy, goal setting theory)が提唱されているのにもかかわらず、Gardnerが開発したモデルであるSocio-educational modelに取り込まれていないとを指摘した。よって、この研究も目的はSocio-educational modelに近年提唱されている理論を付加することである。オンタリオにいる75名の高校生が調査参加者である。25スケールからなる質問紙やテストが実施され、質問紙の信頼性係数アルファ値は低いスケールで.26で高いものでは.92と、信頼性はやや高いといえる。フランス語の習熟度を測定するためエッセイを書くライティングテストとフランス語の成績が用いられた。構造方程式モデルを用いて潜在変数の関係性を因果モデルで表し、結果すべてのパス係数は有意であるという結果となった。モデルの適合度であるGFIやAGFIは低く、それぞれ.70と.63となり、著者はモデルが複雑であるので適合度が低くなったと理由を挙げた。他に、適合度が低い理由としては、サンプルが少ない、一つの潜在変数に一つしか観測変数がないなどがあげられる。このモデルはいくつかの動機づけの理論を取り入れた類をみないもので、新たな視点を動機づけ研究に取り入れた。




